「考えるな、感じろ」という主張

考えるな、感じろ。この主張を見かけることがあります。

なぜこれが大切なのでしょうか。
ひとつは、過去に学習された価値観や方式に基づいて思考することに限界があるからだと思います。
もう一つは、自分のハートとつながっていない判断をする危険性があると言うことだと思います。

考えても答えが出ないことがあります。考えれば考えるほど、分からなくなることがあるでしょう。従って、この文脈において考えることよりも感じることの方が大切だと言われる訳です。

交流分析で言うところの「子供」の部分、言い換えればインナーチャイルドが感情を司ると言われていますが、このインナーチャイルドの声を無視するとどのような感情を蓄積させていくのかと言いますと、例を挙げれば下記のようなものになります。

  • 自分は好きなことをさせてもらえない
  • やりたいこと、望むことをしてはいけない
  • したくないことをしなければならない
  • 自分が自分であってはいけない
  • 自分が感じたことは受け入れてもらえない
  • 自分はOKではない存在である

感じたことを大切にしないことで、自分の中にいるインナーチャイルドはどんどん拗ねていきます。悪化しすぎると何も話してくれなくなるところまで行くこともあるでしょう。

世間で正解であるという価値観に従うと、外的評価は高まります。それによって承認欲求が満たされるため、それも一つの生き方に思えます。

しかし、それによって実際に幸せを感じているでしょうか

これが非常に重要な問いなのだと思います。幸せとは、自分が感じることだからです。感じることは嘘はつけません。自分のインナーチャイルドには嘘がつけないというのは重要な観点だと思います。

しかし、感じるという手法による追求にも限界があります。なぜなら、インナーチャイルドが主張する欲望のままに行動すれば幸せかどうかと言うと直結しないからです。「自分」の幸せを追求したが、やり過ぎた結果隣人からそっぽを向かれ、結果的に「自分の幸せ」というものの定義が分からなくなることがあります。

このあたりは深い部分ですが、慎重に見ていかないと目標達成した瞬間にそれが自分の欲しいものではなかったと言うことがあり得ますので、人生全体をシミュレーションする視点で見ることも大切だと思います。

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