目的を持って始める

10年以上前に出会った本で、間違いなく人生を根底から変えた本が一つあります。それは、
7つの習慣
という本です。

それまで自分の周囲を取り巻く環境や生育歴などの結果として自分は存在していると思っていましたから、第1の習慣(=主体性を持つ)だけでも革命的な変化をもたらしました。

少しだけ蛇足ですが、私が心理学を絶対視しない理由が、心理学研究の根本的な立場である「環境決定論的立場」です。人は、生まれ育った環境によってほとんどの基本OSが決まってしまうと言われます。原則的にはそうとも言えそうですが、絶対ではないとも言えそうです。ここでは深入りは辞めておきましょう。

第1の習慣で「自分の人生を生きる」という感覚を取り戻せば、当然ながら第2の習慣(目的を持って始める)へと続きます。しかし、人間にとって自分のミッションを明確にするというのは簡単なことではありません。

ある側面から見れば簡単です。お金が欲しい。幸せな結婚がしたい。自由になりたい。やりがいのある仕事がしたい。有名になりたい。世間には欲を刺激する情報があふれていますので、その中からいくらでも選べます。エゴに基づく目標設定は世の中に溢れていますし、簡単に設定できます

しかし、それが本当に幸せにつながるのかというと、急に難しくなります。

もしかしたら、周囲に流されて何となく決めた目標かもしれません。
もしかしたら、もっと有名になりたくて、もっとお金が欲しくて決めた目標かもしれません。

悲しいのは、ある目標を達成するために日夜努力したが、努力して手に入れた後でそれが本当に欲しいものではなかったというようなことです。目標設定とは何に基づいてするものなのでしょうか。自分のエゴでしょうか?結局、その問題を扱うためには「自分は何者なのか」という問いをセットで扱わないとうまく答えを導き出せないように思います。

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