「人間関係のマトリックス」と「観術」の違い

これを見ているすべての方が関心のあることとは思っていませんが、「人間関係のマトリックス」を学んだ方が「観術」に興味を持っておられる事例があると思いますので、現時点での私の考察を記載いたします。特に人間関係に絞った考察になります。

人間関係のマトリックス

まず、特徴的なのは人間関係の力学を2種類であると限定している点です。また、それぞれの状況に応じて人は必ず4つのマトリックスのどこかに属すると説明されます。

さらに、ここまでは現在位置の特定ですが、人が目指すべきなのはセンターであると言われています。

観術

観術の理解が進むと人間関係にも変化が現れますが、それは力学とは関係がありません。それよりもむしろ、心が自由になる効果があります。自由といっても、言語で規定できる相対的概念としての自由ではありません。むしろそれは禅の世界で表現されている1の世界に近いと思われますが、もっと論理的に表現されている1です。

「私」の概念が変わるので、全ての領域に変化が現れます。ただし、変化とは結果であり、目的ではありません。

現時点での比較

人間関係のマトリックスで最も価値のある考え方だと思ったのが、「自分にとっての正解を手放すことで相手とつながれるようになる」というものです。しかし現実的には体現することが難しい概念でした。まず最初に分類が必要だという時点で、分類すれば自動的に判断が働きます。この判断がくせ者で、実際にセンターに行ける人はほとんどいないように感じました。見かけるのは、「自分はセンターだと勘違いしている人」でした。(自分はセンターだと思っている人が一番うっとうしいです。)

観術はもっとシンプルです。シンプルかつ究極で、さらに言えばセンターを目指す必要さえもありません。なぜなら、アイデンティティが変わってしまうからです。統合したくないシャドーがあると言って抵抗する必要もありません。なぜなら、統合するまでもなく自分自身だからです。

本田健氏のところでは次元上昇については言語で明確に伝達してもらえないため、いつまでも通い続けなければなりません。それでも言語の限界から、明確な伝達には至らない気がしています。観術にはそれを伝える道具があるのです。

ただ、あまりにも夢の中の夢~というような幻想の中にいる場合にはまともに学びを得る状況ではありませんので、人によって段階的な適用が望ましいと考えています。そのため、現実世界で精一杯で目に見える事象の解決が喫緊である場合には前者が有用であると言った、使い分けが出来るものと捉えています。

後日追記(2015.4.18)

絶対世界1を理解してから2の世界、相対世界を見るときに、この力学というものの見方はものすごく役に立つことに気がつきました。正直に言いますが、このマトリックスの知識は非常に使えます。それも、この相対世界で起きていることを理解するのにものすごく有用です。誰が何を言っているのか、なぜそれを言っているのか、力学で理解できることはものすごくこの世界をシンプルに理解できるようになるでしょう。

相手が何を言っているかよりも、「なぜそれを言っているか」を一瞬で理解できるでしょう。これは本当に素晴らしい知恵だと思います。

後日追記2(2016.2.15)

どうもこのページへのアクセスが絶えないようですので、もう一度整理して改めて書きますと、「人間関係のマトリックス」と「観術」は扱っている領域が異なります。前者はこの相対世界、現実世界で起きる関係性をものすごく究極的にシンプルに理解できる究極の理解方式だと思います。それに対して、後者(観術)は、そのような、認識全ての「主体そのもの(認識主体)」を究極にバージョンアップ(次元上昇)させる認識技術です。すなわち、認識の根本(主体)を変化させる技術であり、認識対象を扱うものではありません。従って、認識対象である自分のマトリックスがどこにあるのかという対象物を扱うものではなく(”自分”と言っても、この現実世界の自分は”結果”の自分であり、あくまで認識対象という対象物です。主体ではありません。)、認識の根本主体の変化を起こす認識技術だと言うことです。

繰り返しの記載をしてしまったところもありますが、一般的な概念からすればかなり難解な表現かも知れないですので、少しくどく記載しています。

改めて思うのが、これら2つを理解することにより、1も2も相当に深いレベルで理解できるようになります。それも、究極の道具とはまた究極にシンプルなので、難解な知識・知恵を使うこともなく、理解できると言うことです。1を知ってしまうと、あまり2について学ぶ必要がないように思ってしまうときもあるのですが、私は逆に、そこに陥ることなく、2から1の順番に学ぶことが出来て良かったと思っています。どちらも、すごく価値ある知識・知恵だと思います。

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