5感覚の幸せ

ザ・シークレット」のブームにより、引き寄せの法則がブームになりました。

引き寄せの法則は経験的にも実際に機能する法則であり、深い精神世界への入り口となる概念でもあります。

さて、ここでは「いい気分になること(FEEL GOOD)」がとても重要なことであり、人は「いい気分になること」を追いかけることが良いことだ、という文脈で語られています。少しこの点について掘り下げてみたいと思います。

感情

これはアイデンティティと密接に関わるものです。

幸せにしても、「いい気分」にしても、それはどういう時に感じるのでしょうか。人間は幸せになるために生まれてくると語られることも多いですが、どのようなときに幸せを感じるのでしょうか。

殺人鬼になる人は人を殺すことで快感を感じるといいますが、これは真実でしょうか。

心感覚

体の自分を自分と考えるアイデンティティーに根ざしていると、体感覚に根ざした「快」が支配力を持ちます。

人は、単体で生きているような錯覚を抱いてしまいますが、実はつながりが前提となっています。なぜなら、その時に一緒にいる人の気分や状況にかなり左右されてしまうからです。一緒にいる人が悲しんでいるとき、人はそれでも楽しいと感じることが出来るでしょうか。

それはつまり、人間のアイデンティティーとはそれほどに本来大きなものだからなのです。現代日本人の多くは西洋個人主義の影響を強く受けていますので、他者の影響を受けないように境界線を強く引き、他者との分離が強い個人主義的自立をすることが正解だと考えている人が多いです。

しかし本来、心とはもっと大きなものであり、体の中に閉じ込めておくような小さなものではないと思います。

それはつまり、一緒にいる人と共に幸せになりたいというような、そのような分離のないものなのです。エゴは幻想に根ざしたものです。

幸せ

体の境界線の自分のことだけを考え、それだけを幸せにすればいいと考えている人が、本当に幸せそうに生きているでしょうか。本当に幸せそうに生きている人は、人間関係も良さそうに見えないでしょうか。それは、アイデンティティーが体の自分に留まっていないからなのです。

「自分の利益」「自分の幸せ」ばかりを追求していたら、その根本にあるアイデンティティー故に、結果的には求めたものが得られないという逆説的な結果にもなりかねません。

エゴ出発の考え方には必ず限界が来ます。その根本的な解決策は、アイデンティティーの次元上昇しかありません。

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