暗記教育の問題

学校教育によって人格形成に大きく影響を受けてきた日本人のうち、一定数は暗記教育の弊害もまた受けていると考えられます。

それは、学校のテストで良い点数を取るためには「理解していなくても暗記していれば良い点数が取れてしまう」という評価制度に依拠しています。

もちろん、数学でも何でも高度なものになってくると理解なしで良い点数は取れないかも知れません。

しかしここでは暗記教育の弊害についてのみ絞ってみたいと思います。

問題とは何か

何が問題なのかというと、仕組みや原理、理屈で物事を理解しなくなってしまうという弊害があると言うことです。

数学でも色んな定理が教えられますが、もちろん仕組みも意味も知らなくても、定理を覚えていれば実際には使えてしまいます。使えるし、それによって点数も取れるでしょう。

しかし問題は、自分のものにならないと言うことです。

それはつまり、使えるけれどもその理由や原理を説明できないと言うことです。

説明

説明できないと言うことは、人に聞かれたときに、「分からないけど、そういうものだから覚えるしかない」と言うしかないと言うことです。

それはつまり相手を納得させることが出来ないと言うことであり、共通の論理でその情報を共有することが出来ないと言うことです。

「理由は説明できないが、そういうものだから覚えろ」というのは暴力に似ています。なぜなら、そこには相手の納得という要素が抜けているからです。

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