人柄を表すもの

人間という言葉には、「間」という文字が含まれています。

私は昔から、漢字の構成要素からあれこれと訓示を垂れられるのが好きではありませんでしたが、この話しについてはとても共鳴できましたので、シェアします。

具体例

Aさんという人がいたとします。このAさんという人を定義づけるものは何なのでしょうか。勤勉な人?明るい人?まじめな人?本を読むのが好きな人?

面白いもので、人というものは単体ではほとんどその性質を表すことが出来ません。

すべて関係で見ることで、その人が見えてくるのです。

例えばAさんは頻繁に本を読んでいるかも知れません。しかし、それだけで本好きであるとは判断できません。もしかすると、嫌いだけれども必要に迫られて専門書を集中的に読んでいるだけかも知れません。

例えばAさんは高校生の時、とても勉強をよく頑張っていて、よい成績を取っていたかも知れません。しかし、それだけでAさんが勉強好きだとは断言できません。なぜならば、もしかすると勉強は好きではないが、何らかの目的があって、好きではないけれども勉強しているかも知れないからです。

例えばAさんは常に笑顔でいるため、明るい人と思われているかも知れません。しかし、実のところ笑顔でいるように躾けられたから笑顔をキープしているだけで、内面は特に明るくないかも知れません。

人間というものは面白いもので、最も人間関係にその人の本質が表れます。

単体で「いい人」という性質があるわけではなく、人間関係の中で「いい人」なのかどうかがあるのです。

人間関係が形骸化しているケースや、そもそも人間関係を持たない、というケースもあります。私もかつてはこれでした。ここで見えてくる本質とは、人間関係への諦めや絶望などです。関係性を見て、そこに働いている力学や感情を見たときに初めて、その人の本質が見えてくるのです。

故に、人間関係に一番問題が起こりやすく、また人を悩ませる問題でもあるのでしょう。

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