繋がる

人と人との繋がりというのは、一体どういうものなのでしょうか。出会いというものもまた、どういうものなのでしょうか。

結婚して10年一緒にいたら、その夫婦は繋がっていると言えるのでしょうか。

私はそんな風には思いません。

関係性の濃さや密度というものが、関係性を評価するファクターとして絶対的に外せないと考えています。

つまり、近くにいるかどうか(距離的要素)、会話があるかどうか(物理的接触頻度)は関係性を示す指標の一つに過ぎませんが、本当に大切なのはその中身だと思います。

中身だというのは、つまるところ、何を伝え、何を受け取るかです。

そう考えたときに、コミュニケーションの本質とはまるでコンピューターの動作原理のようにシンプルだと思います。なぜなら、INPUTとOUTPUTしかないからです。これほどシンプルなものを人間は文化的事情を考慮してややこしくしていますが、ハウツーもテクニックも、この究極にシンプルな世界に根ざしていなければならないと思います。

マニュアル

私もかつてはマニュアル依存症だったこともありまして、マニュアルを必要とするその気持ちも分からなくはありません。しかし、例えばAさんと会話しようとするときに、Aさんのことを理解するよりもマニュアルのことばかり意識して当てはめて、結局Aさんのことは最初から最後まで理解できないというようなことがあるかも知れません。

心理学やありとあらゆる知識を身につけた末に、その知識に基づいて相手を見るようになれば、結局相手を見ているのではなくて自分の中に蓄積した知識を見ているのです。

従って、相手と本当に出会うための基本原則としては、自分がそれまで身につけて蓄積してきた全ての経験知識をゼロ化して自分を出たときに初めて相手と出会えると言うことになるのです。よって、必要なことは何かを学ぶことではなく、むしろ手放すことです

これでようやくINPUT出来るようになります。究極にシンプルな話しですが、シンプルこそが難しいのかも知れません。OUTPUTについてはまたの機会に。

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